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小説 夏と罰(下) - 万木.mp3 在线试听

小説 夏と罰(下) - 万木

作詞:傘村トータ

作曲:傘村トータ

編曲:傘村トータ

うだるような夏が身体を侵食していく

君を攫った季節が舞い戻ってくる

空は彩濃く

置き去りにされた僕だけが

この世界で風に揺れてそこに在った

君の飲み残しのような人生を

背負って生き続ける僕の身にもなれ

君が諦めてしまった世界で

一文にもならない懺悔を続けている

僕が手を離したあの一瞬を君は

僕に一生後悔させる気なんだね

思い出など何の意味もなさない

君の呪いのような寝顔の前では

神も仏も救いはもたらさず

永遠に裁かれない僕は瞼すら閉じられぬ

何も感じない心であるのに

焼け付くような痛みだけ残るのは何故

僕に慰めの機会など与えず君は

ただ夏を罰として刻んでいった

祭りの甘い林檎のような頬に手は届かぬ

この先一度として

それが冬であったならば

凍った声に諦めもつくだろうか

僕が手を離したあの一瞬を君は

僕に一生後悔させる気だとしても

それが本望であると受け入れてしまえば

君は二度と僕の元へ帰ってこない

君が好きだと僕が喉裂けるほど泣いても

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歌手:万木